
暑い夏にエアコンだけじゃ物足りない、でも電気代も気になる…
冬はエアコンだけじゃなくて、スポット的に暖まりたい!
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこで注目されているのが、シロカの「なごみ 加湿つき温冷風扇 SH-C252」です。
1台で冷風・送風・温風・加湿の4役をこなすという優れもので、ネット上では「コスパが良い」と評判の一方、「期待していたほど涼しくならない」という声も。実際のところどうなのか、気になりますよね?
今回は、SH-C252を実際に使ってみた検証結果をもとに、リアルな口コミや電気代、他製品との比較まで、購入前に知っておきたい情報を包み隠さずお伝えします!
シロカ SH-C252ってどんな製品?基本スペックをチェック
まずは基本情報から見ていきましょう。SH-C252は、調理家電でお馴染みのsiroca(シロカ)が手がける温冷風扇です。価格は約19,000円〜22,000円と、この手の製品としてはミドルレンジといったところでしょうか。
4つの機能が1台に集約
SH-C252の最大の魅力は、なんといってもオールシーズン使える多機能性です。
冷風機能では、タンクに水と保冷剤を入れて気化熱を利用。エアコンのように部屋全体をガンガン冷やすのではなく、涼しい風をピンポイントで送ってくれます。
温風機能は弱と強の2段階調整が可能で、冬場のちょっとした暖房としても活躍。さらに加湿機能を同時に使えば、乾燥しがちな冬の室内も快適に保てます。
もちろん、普通の扇風機としての送風機能もありますから、春秋の中間期にも重宝しそうですね。
使い勝手を考えた設計
実際に使ってみて感心したのが、細かな配慮の行き届いた設計です。
- 5.5Lの大容量タンク:数時間は水の補充不要
- 左右スイング+上下角度調整:広範囲に風を送れる
- キャスター付き:部屋間の移動もラクラク
- チャイルドロック機能:小さなお子さんがいても安心
- 切タイマー(1・4・7時間):就寝時にも便利
リモコンも付属しているので、ソファに座ったままでも操作できます。
実際の口コミはどう?ユーザーの本音をチェック
ネット上の口コミを整理してみると、おおむね好評価が多いものの、いくつか気になる点も見えてきました。
良い口コミ・評価ポイント
「扇風機よりは確実に涼しい!」 多くのユーザーが実感しているのが、普通の扇風機との差です。水の気化熱効果で、確かに涼しい風を感じられるようです。
「手入れが簡単で助かる」 タンクもフィルターも取り外して水洗いできるのは、長く使う上で重要なポイント。この点は多くのユーザーが評価していました。
「一年中使えるのがいい」 夏は冷風、冬は温風と加湿で、季節を問わず活躍してくれる点も人気の理由の一つです。
気になる口コミ・改善点
「部屋全体は涼しくならない」 これが最も多く見られた意見です。局所的には涼しいものの、エアコンのような冷房効果は期待できないようです。
「湿度が上がって蒸し蒸しする」 冷風使用時に水を蒸発させるため、どうしても湿度が上がってしまいます。梅雨時期などは特に気になるかもしれません。
「音がそれなりにする」 完全に無音というわけではないので、音に敏感な方は注意が必要でしょう。
検証結果から見る実際の実力
使い勝手の評価
こちらは文句なしの高評価でした。特に以下の点が優秀です:
- メンテナンス性:フィルターもタンクも簡単に取り外せて水洗い可能
- 安全性:タンクにロック機能があり、水漏れの心配なし
- 操作性:本体のボタンが大きくて分かりやすい
- 機能性:左右スイングで複数人でも使いやすい

唯一、主電源ボタンが本体の裏側にあるのは、最初ちょっと戸惑うかもしれません。
気になる電気代はどのくらい?
家電を選ぶ上で、電気代も重要な判断材料ですよね。SH-C252の消費電力と電気代の目安を計算してみました。
モード別電気代(1kWh=31円で計算)
- 送風モード:約50W → 1時間約1.6円
- 冷風モード:約55W → 1時間約1.7円
- 温風モード(弱):約500W → 1時間約15.5円
- 温風モード(強):約1000W → 1時間約31円
冷風・送風モードなら1日8時間使っても約13円程度。これはかなり経済的ですね!エアコンと比べると、圧倒的に電気代を抑えられます。
ただし、温風モードはそれなりに電力を消費するので、使い方には注意が必要です。
効果的な使い方のコツ
SH-C252の実力を最大限引き出すには、使い方がポイントです。
夏場の使い方
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エアコンとの併用がおすすめです。エアコンで部屋全体をある程度冷やしつつ、SH-C252で局所的に涼しい風を送る。この組み合わせなら、エアコンの設定温度を少し上げても快適に過ごせます。
また、換気を心がけることで、湿度上昇による蒸し蒸し感を軽減できます。
冬場の活用法
温風機能と加湿機能を同時に使えば、乾燥しがちな冬の室内環境を改善できます。メイン暖房の補助として使うのがベストでしょう。
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設置場所のコツ
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- 壁から1m以上離して設置
- 風の通り道を確保
- 直射日光を避ける
- 平らで安定した場所に設置
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他の冷風扇と比べてどう?
同価格帯の競合製品と比較してみましょう。
アイリスオーヤマ CTF-01Mとの比較
検証では、アイリスオーヤマの冷風扇の方が涼しさでは上回っていました。30分で室温が0.13℃下がり、湿度上昇による不快感も少なかったそうです。
多機能性重視なら:シロカ SH-C252
といった使い分けがよさそうです。
価格面での比較
- SH-C252:19,280円〜21,780円
- アイリスオーヤマ CTF-01M:約20,500円
価格帯はほぼ同じなので、機能面での好みで選ぶのがよいでしょう。
メンテナンス・お手入れ方法
長く使うためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
日常のお手入れ
週1回程度
- タンクの水を全て捨てて、中性洗剤で洗浄
- フィルターを取り外して水洗い
- 本体外側を固く絞った布で拭き取り
月1回程度
- 保冷剤ポケットの清掃
- 吹き出し口の細かい汚れ除去
長期保管時の注意点
シーズンオフには以下の点に注意して保管しましょう:
- タンクとフィルターを完全に乾燥させる
- 本体内部にも湿気が残らないよう、数時間送風運転
- ホコリ防止のカバーをかけて保管
SH-C252をおすすめする人・しない人
これまでの検証結果を踏まえて、SH-C252をおすすめする人・しない人を整理してみました。
こんな人におすすめ!
- オールシーズン使いたい人:1台4役の多機能性は魅力的
- エアコンの補助として使いたい人:電気代節約にも効果的
- 手入れの簡単さを重視する人:メンテナンスが楽ちん
- 複数人で使うことが多い人:スイング機能で広範囲をカバー
他の選択肢を検討した方がいい人
- とにかく涼しさ最優先の人:エアコンや他の冷風扇の方が上
- 音に敏感な人:完全無音ではないので注意
- 狭い部屋で使う人:湿度上昇が気になる可能性
- 即効性を求める人:効果を感じるまで少し時間がかかる
購入前のチェックポイント
最後に、購入を検討している方向けのチェックポイントをまとめました。
価格比較
2024年11月の価格比較:
- Amazon:19,280円(最安)
- 楽天市場:21,780円(ポイント還元あり)
- Yahoo!ショッピング:21,780円(PayPayボーナスあり)
ポイント還元を含めた実質価格で比較することをおすすめします。
設置環境の確認
- 設置スペース:幅約30cm、奥行約30cm、高さ約75cm
- 電源コード長:約1.8m
- 重量:約7.5kg(水を入れると12kg以上)
保証・サポート
- メーカー保証:1年間
- サポート窓口:シロカお客様サポートセンター
まとめ:SH-C252は「ほどよく使える」多機能家電
シロカのなごみ 加湿つき温冷風扇 SH-C252を徹底検証した結果、「完璧ではないけれど、使い方次第でしっかり活躍してくれる家電」という印象でした。
確実に言えること
- 扇風機よりは涼しい風を感じられる
- 使い勝手は非常に良好
- 電気代は安い(冷風・送風モード)
- オールシーズン使える多機能性
注意すべきこと
- エアコン代わりにはならない
- 湿度上昇に注意が必要
- 涼しさ最優先なら他製品も検討を
総合評価としては、「エアコンの補助として、また冬場の加湿暖房として年中活用したい人」には十分おすすめできる製品です。特に、電気代を抑えつつ快適性を向上させたい方には、良い選択肢になるでしょう。
価格も2万円前後と手頃ですし、1台で4つの機能を使い分けできるコスパの良さは魅力的。ただし、「とにかく涼しさが欲しい!」という方は、他の選択肢も含めて検討してみてくださいね。

購入を迷っている方は、まず自分の使用目的と環境を整理してから判断することをおすすめします。この記事が、あなたの家電選びの参考になれば幸いです!