
「KC-40TH7とKC-50TH7、見た目は同じなのに何が違うの?」
シャープの加湿空気清浄機を探していると、型番が似すぎていてどっちを選べばいいのか迷ってしまいますよね。私も最初に見たとき、「これ、本当に違うモデル?」って思いました(笑)。
実は、KC-40TH7とKC-50TH7は見た目こそ同じですが、フィルター性能・風量・加湿能力に明確な差があるんです。そして、この差が購入後の満足度を大きく左右します。

この記事では、両モデルの違いを価格・フィルター情報・性能面から徹底的に比較していきます。最後まで読めば、あなたにピッタリの一台が必ず見つかりますよ!
KC-40TH7とKC-50TH7の基本情報
まず、両モデルの基本スペックを押さえておきましょう。
どちらも2022年10月に発売されたシャープのプラズマクラスター7000搭載モデルで、ホームセンターや家電量販店で取り扱いのある限定機種です。本体サイズは全く同じで、幅399×奥行230×高さ613mmというスリムな設計が魅力ですね。

「じゃあ何が違うの?」という疑問、ごもっともです。ここから詳しく見ていきましょう!
【最重要】KC-40TH7とKC-50TH7の3つの違い
違い①:フィルター構成と交換時期の違い
これが一番大きな違いです!
KC-40TH7の場合
KC-40TH7は、集じん機能と脱臭機能が一体になった一体型フィルターを採用しています。
- 0.1〜2.5μmの粒子を99%以上捕集
- 交換目安:約2年
- フィルター価格:約2,500円

一体型なので構造はシンプルで、交換時の手間も少ないのがメリット。ただし、2年ごとに交換が必要なので、長く使うとフィルター代がかさんでくるのがネックですね。
KC-50TH7の場合
一方、KC-50TH7は静電HEPAフィルターとダブル脱臭フィルターを別々に搭載しています。
- 0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集
- 交換目安:約10年
- HEPAフィルター価格:約3,200円
- 脱臭フィルター価格:約3,400円

HEPAフィルターは最上位機種と同等の性能で、PM2.5や花粉といった微細な粒子もしっかりキャッチしてくれます。さらに、脱臭フィルターには活性炭と特殊吸着剤が使われているので、ペットのニオイや料理のニオイにも強いんですよ。
長期的なコストを計算してみると…
「フィルター代、結局どっちが安いの?」気になりますよね。実際に計算してみましょう。
5年間使用した場合:
- KC-40TH7:本体約20,000円 + フィルター交換2回(約5,000円)= 合計約25,000円
- KC-50TH7:本体約23,000円 + フィルター交換0円 = 合計約23,000円

なんと、5年使えばKC-50TH7の方が安くなるんです!初期費用は3,000円ほど高いですが、長い目で見ればコスパが良いことが分かりますね。
違い②:風量・加湿性能の違い
KC-50TH7は、KC-40TH7に比べて風量と加湿量が約20%パワーアップしています。
| 項目 | KC-40TH7 | KC-50TH7 |
|---|---|---|
| 最大風量 | 4.0㎥/分 | 5.1㎥/分 |
| 最大加湿量 | 400mL/h | 500mL/h |
| 8畳の清浄時間 | 15分 | 12分 |
| プラズマクラスター適用床面積 | 約11畳 | 約13畳 |
| 空気清浄適用床面積 | 約18畳 | 約23畳 |
この差、実際に使うとけっこう体感できます。
例えば、花粉シーズンに帰宅したとき。KC-50TH7なら8畳の部屋を12分で清浄してくれるのに対し、KC-40TH7は15分かかります。「たった3分の差?」と思うかもしれませんが、花粉症の方にとってはこの3分が結構大きいんですよね。

また、冬場の加湿能力の差も重要です。500mL/hと400mL/hでは、乾燥が厳しい日の快適さが変わってきます。特に広めのリビングで使う場合は、KC-50TH7の加湿力が頼りになりますよ。
違い③:付属品の違い
地味に嬉しいのがこの違い。KC-50TH7には使い捨てプレフィルターが3枚付属しています(KC-40TH7には付属しません)。
この使い捨てプレフィルターは、本体のプレフィルター外側に貼り付けて使うもので、大きなホコリをキャッチしてくれます。通常は月1回、掃除機でプレフィルターを掃除する必要があるんですが、このフィルターを使えば交換するだけでOK。
「掃除がちょっと面倒…」という方には、かなりありがたい付属品です。約1,400円相当の価値があるので、本体価格の差も少し縮まりますね。

ちなみに、KC-40TH7でも別途購入すれば使えます(6枚入りで約1,000円)。
価格比較:どっちがお得?
本体価格の違い
2025年11月現在の価格相場はこんな感じです。
- KC-40TH7:約20,000円前後〜
- KC-50TH7:約23,000円前後〜
価格差は約3,000円。「この3,000円をどう考えるか」が選択のポイントになります。
トータルコストで考えると…
先ほども触れましたが、5年以上使う予定ならKC-50TH7の方が経済的です。
- フィルター交換の手間が少ない
- 長期的なランニングコストが低い
- 性能も高い
この3点を考えると、初期費用3,000円の差は十分に元が取れると言えますね。

逆に、「2〜3年で買い替える予定」「とりあえず安い方がいい」という場合は、KC-40TH7でも十分満足できると思います。
型番の疑問を解決:-WやKC-S50って何?
KC-50TH7-Wの「-W」とは?
よく「KC-50TH7-W」という表記を見かけますが、この**「-W」はカラー(White)を示しているだけ**です。性能や仕様に違いは全くありません。

シャープの空気清浄機は基本的にホワイトが定番なので、深く気にしなくてOKです。
KC-S50とKC-50TH7の違いは?
「KC-S50」という型番も検索でよく見かけますよね。これ、実はKC-50TH7とほぼ同じ機種なんです。
シャープ製品では、販売チャネルによって型番が変わることがよくあります。
- KC-S50:家電量販店向けモデル
- KC-50TH7:ホームセンター・通販専用モデル

中身はほぼ同等のスペックなので、価格を比較して安い方を選べばOKです。細かい仕様表記が違う場合もありますが、性能面で大きな差はありません。
スペック比較表:違いが一目でわかる
両モデルの違いを表にまとめてみました。
| 項目 | KC-40TH7 | KC-50TH7 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2022年10月 | 2022年10月 |
| 参考価格 | 約20,000円〜 | 約23,000円〜 |
| フィルター構成 | 一体型 | HEPAフィルター+ダブル脱臭 |
| フィルター交換目安 | 約2年 | 約10年 |
| 最大風量 | 4.0㎥/分 | 5.1㎥/分 |
| 最大加湿量 | 400mL/h | 500mL/h |
| 8畳の清浄時間 | 15分 | 12分 |
| 空気清浄適用床面積 | 約18畳 | 約23畳 |
| 使い捨てプレフィルター | なし | 3枚付属 |
| 本体サイズ | 幅399×奥230×高613mm | 幅399×奥230×高613mm |
| 重量 | 約7.5kg | 約7.5kg |
| 静音モード運転音 | 19dB | 20dB |
| 電気代(静音モード) | 約2.2円/日 | 約2.4円/日 |

こうして見ると、性能面ではKC-50TH7が優位なことが分かりますね。サイズと重量は全く同じなので、置き場所を気にする必要はありません。
共通している便利な機能
違いばかり説明してきましたが、両モデルに共通する機能もたくさんあります。
プラズマクラスター7000技術
両モデルともシャープ独自のプラズマクラスター7000を搭載しています。浮遊カビ菌やウイルス、アレル物質を分解・除去してくれる技術で、空気をキレイにするだけでなく消臭効果もあるんですよ。
3つのセンサーでかしこく運転
ニオイ・温度・湿度の3つのセンサーが常に室内環境をチェック。汚れやニオイを検知すると自動で運転を強めてくれます。料理後やペットのニオイにも素早く反応してくれるので、気づいたら空気がキレイになってる感じですね。
多彩な運転モード
- おまかせ運転:センサーが判断して自動運転
- パワフル吸じん:強力に素早く清浄
- おやすみ:静音で運転
- 花粉:花粉シーズンに最適
シーンに合わせて使い分けられるのが便利です。個人的には「おまかせ運転」をずっと使っていますが、勝手に調整してくれるので楽ですよ。
静音設計で寝室でも安心
静音モード時は19〜20dBと、ささやき声よりも静か。寝室で使っても全く気にならないレベルです。「空気清浄機の音がうるさくて眠れない」なんて心配は無用ですね。
実際の口コミ・評判は?
KC-40TH7の口コミ
良い評価:
- 「コンパクトで寝室にピッタリ。場所を取らないのが良い」
- 「操作がシンプルで分かりやすい。おまかせモードで十分」
- 「静音モードが本当に静か。寝ている間も気にならない」
- 「価格が手頃でコスパが良い。初めての空気清浄機に最適」
- 「花粉の季節、目のかゆみが明らかに減った」
気になる評価:
- 「広いリビングで使うには加湿量が物足りない」
- 「2年ごとのフィルター交換が面倒」
KC-50TH7の口コミ
良い評価:
- 「HEPAフィルターの効果がすごい!花粉症が楽になった」
- 「広い部屋でもしっかり清浄してくれる」
- 「10年交換不要なのが魅力。長く使えて経済的」
- 「加湿能力が高くて冬場の乾燥対策にピッタリ」
- 「料理やペットのニオイにすぐ反応してくれる」
気になる評価:
- 「見た目がKC-40TH7と同じで、違いが分かりにくい」
- 「初期費用が少し高め」

総じて、どちらも高評価が多いですね。ただ、KC-50TH7の方が「性能に満足」という声が多い印象です。
どっちを選ぶべき?タイプ別おすすめ
KC-40TH7がおすすめな方
✅ 寝室や子供部屋など18畳以下の部屋で使う
✅ 初期費用を抑えたい
✅ 2〜3年での買い替えを検討している
✅ サブ機として使いたい
✅ 基本的な空気清浄機能があれば十分

「とりあえず安く空気清浄機が欲しい」「小さめの部屋で使う」という方には、KC-40TH7で十分満足できると思います。基本性能はしっかりしているので、コスパ重視の方にピッタリですね。
KC-50TH7がおすすめな方
✅ リビングなど23畳までの広い部屋で使う
✅ 花粉・PM2.5対策を重視したい
✅ 長期間(5年以上)使う予定
✅ フィルター交換の手間を減らしたい
✅ 加湿能力が高いモデルが欲しい
✅ ペットのニオイ対策も重視したい

「長く使うつもり」「性能にはこだわりたい」という方には、間違いなくKC-50TH7がおすすめです。初期費用は少し高いですが、その価値は十分にありますよ。
フィルター情報完全ガイド
最後に、交換用フィルターの情報をまとめておきます。
KC-40TH7の交換用フィルター
- 集じん・脱臭一体型フィルター(FZ-G40SF):約2,500円、約2年
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KC-50TH7の交換用フィルター
- 静電HEPAフィルター(FZ-D50HF):約3,200円、約10年
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- Ag+イオンカートリッジ(FZ-AG01K1):約1,450円、約1年
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楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングで購入できるので、安い店舗を比較するのがおすすめです。
まとめ:結局どっちを選べばいい?
長くなりましたが、KC-40TH7とKC-50TH7の違いをまとめると:
【3つの主な違い】
- フィルター性能:KC-50TH7の方が高性能で長寿命(2年 vs 10年)
- 価格:KC-40TH7の方が約3,000円安いが、長期的にはKC-50TH7がお得
- 適用床面積・性能:KC-50TH7の方が広い部屋に対応、風量・加湿量も約20%高い
【選び方の結論】
- コスト重視・小部屋使用 → KC-40TH7
- 性能重視・長期使用 → KC-50TH7
個人的には、5年以上使うつもりならKC-50TH7を強くおすすめします。初期費用の差はわずか3,000円ですが、得られる性能とランニングコストのメリットは大きいですから。
ただし、「寝室専用で使う」「とりあえず試してみたい」という場合は、KC-40TH7でも十分に満足できると思います。

あなたの使い方や予算に合わせて、ベストな一台を選んでくださいね!








