クリンスイの浄水カートリッジを探していると、「UZC2000-GR」と「UZC2000」という似たような型番を見かけて、「一体何が違うの?」と迷ってしまいますよね。
結論から言うと、この2つは性能は全く同じで、違いはパッケージの色だけなんです。ただし、クリンスイには偽物問題があるため、購入する際には注意が必要です。
この記事では、UZC2000-GRとUZC2000の違いを詳しく解説するとともに、後継品の情報や偽物の見分け方まで、購入前に知っておきたい情報をすべてお伝えします。

安心して使える浄水カートリッジを手に入れたい方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
UZC2000-GRとUZC2000の基本情報
まずは、それぞれの特徴を簡単に見ていきましょう。
それぞれの特徴
UZC2000-GRは、グレーとホワイトのパッケージが特徴です。主に大手ECサイトで正規品として販売されており、Amazon.co.jpなどで取り扱いがあります。
一方、UZC2000は、赤とホワイトのシンプルなパッケージデザインです。こちらも同様に各ECサイトで販売されていますが、価格はUZC2000-GRよりもやや安めに設定されていることが多いですね。

出典:楽天市場
比較表で一目瞭然
実際の違いを表にまとめてみました。
| 項目 | UZC2000-GR | UZC2000 |
|---|---|---|
| パッケージ色 | グレー×ホワイト | 赤×ホワイト |
| 除去物質数 | 12物質 | 12物質 |
| 交換目安 | 12ヶ月(1日20L) | 12ヶ月(1日20L) |
| 対応機種 | 全アンダーシンクモデル | 全アンダーシンクモデル |
| 価格帯 | やや高い | やや安い |
| 流通経路 | 主に大手EC | 各種販売店 |

この表を見ていただくと分かる通り、実質的な違いはパッケージの色と価格だけなんです。
UZC2000-GRとUZC2000の違いを5項目で徹底比較
それでは、より詳しく5つの項目で比較していきましょう。
①除去物質の違い
まず気になるのが、「浄水性能に違いはあるの?」という点ですよね。
安心してください。除去物質は両方とも全く同じで、12物質を除去できます。
具体的には以下の物質を除去してくれます:
- 遊離残留塩素(カルキ臭の原因)
- 濁り
- クロロホルム
- ブロモジクロロメタン
- ジブロモクロロメタン
- ブロモホルム
- テトラクロロエチレン
- トリクロロエチレン
- 総トリハロメタン
- CAT(農薬)
- 2-MIB(カビ臭)
- 溶解性鉛
- PFOS及びPFOA
最近話題の有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)もしっかり除去してくれるので、安全性は十分です。

家庭用品品質表示法に基づく有害物質の除去能力は全く同じなので、どちらを選んでも安全な飲料水を得ることができますよ。
②パッケージ・外観の違い
見た目の違いはシンプルです。
UZC2000-GR:グレーとホワイトの落ち着いた色合い
UZC2000:赤とホワイトの目立つデザイン
UZC2000には取り付け日を記入できる欄が付いているので、「いつ交換したっけ?」と迷わなくて済むのが便利ですね。

ただし、この外観の違いは単なるデザインの違いで、機能面には全く影響しません。シンク下に設置するので、普段は見えない場所ですし、見た目はあまり気にしなくても大丈夫でしょう。
③交換目安の違い
交換時期について気になる方も多いと思います。
結論から言うと、交換目安は両方とも12ヶ月(1日20L使用時)で同じです。
年間使用可能な高耐久タイプなので、1年に1回交換すればOKです。4人家族で浄水を調理・飲用のみに使う場合、1日10L程度が標準的なので、余裕を持って使えますよ。

ちなみに、1日20Lというのは結構な量です。朝のコーヒー、料理、飲み水などに使っても、普通の家庭なら十分カバーできる容量ですね。
④対応機種の違い
「自宅のクリンスイに使えるかな?」という心配もあると思いますが、これも大丈夫です。
UZC2000-GRもUZC2000も、クリンスイのアンダーシンク型モデルすべてに対応しています。
具体的な対応機種は以下の通りです:
- A101、A601、A602
- F704、F903、F913、F914
- AL680、AL700
- A103、A104、A501
- F504、F603、F604、F703、F803

お持ちのクリンスイがアンダーシンク型(シンク下設置型)であれば、どちらのカートリッジも使えます。設置方法や取付部品も同じで、交換作業も簡単ですよ。
⑤価格の違い
ここが実質的に最も大きな違いかもしれません。
UZC2000-GR:正規品として販売されているため、価格は12,000円台後半~が一般的 UZC2000:価格がやや安く設定されていることが多い
ただし、性能は全く同じなので、価格差は流通経路やブランディングの違いによるものです。

「少しでも安く買いたい」という方はUZC2000を、「確実に正規品を買いたい」という方はUZC2000-GRを選ぶといいでしょう。
クリンスイの後継品について知っておこう
浄水カートリッジを探していると、「後継品」という言葉もよく見かけますよね。ここで整理しておきましょう。
UZC2000の公式後継品はBUC12001
実は、UZC2000の公式な後継品はBUC12001なんです。
「え、じゃあUZC2000-GRは何なの?」と思われるかもしれませんが、UZC2000-GRは実質的な後継品として各ECサイトで販売されているもので、公式サイトには掲載されていない商品なんです。
BUC12001への変更理由は、法令変更によって表示が「13物質除去」から「12物質除去」に変わったためです。削除された「1,1,1-トリクロロエタン」は国内市場に流通していない物質なので、実質的な性能は全く変わっていません。

浄水性能もサイズも同じなので、BUC12001を選んでも全く問題ありませんよ。
UZC2000-GRは実質的な後継品
UZC2000-GRは公式サイトには掲載されていませんが、Amazon.co.jpなどの大手ECサイトでUZC2000の取り扱いが終わった後に販売が始まった商品です。
性能・サイズは全く同じで、パッケージ色が変わっただけですね。大手ECサイトでは「後継商品」として扱われているため、安心して購入できます。
その他の関連カートリッジ
クリンスイには他にもいくつかのカートリッジがあります。
ハイグレード品:HUC17021 17+2物質除去できる上位モデルです。鉄(微粒子状)やアルミニウム(中性)なども除去したい場合は、こちらがおすすめ。ただし、価格は18,000円台とかなり高めです。
大容量タイプ:UZC1000 1日80Lまで対応できる大容量タイプでしたが、現在は販売終了しています。

一般家庭で使うなら、UZC2000-GRやBUC12001で十分ですね。
【重要】クリンスイ偽物問題と見分け方
ここからが本当に大事な話です。実は、クリンスイのカートリッジには偽物が出回っているんです。
偽物が出回っている現状
三菱ケミカル・クリンスイが公式に注意喚起を出しているほど、偽物問題は深刻です。UZC2000だけでなく、現行品のBUC12001でも模倣品が発見されています。
偽物を使うと、浄水性能が不十分で有害物質が除去できなかったり、最悪の場合は水漏れなどのトラブルが起きる可能性もあります。

「安く買えた!」と思ったら偽物だった…なんてことにならないよう、しっかり対策しましょう。
偽物を買わないための5つの対策
①信頼できる販売経路を選ぶ
まず基本中の基本として、信頼できる販売経路で購入することです。
おすすめは以下のような大手ECサイト:
- Amazon.co.jp
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
逆に避けたいのは:
- ヤフオク
- メルカリなどのフリマアプリ
- 聞いたことのない小規模通販サイト

個人間売買は特に注意が必要です。「開封していない新品」として出品されていても、それが本物かどうかは分かりません。
②販売元を確認する
大手ECサイトで買えば安心…というわけでもありません。
特にAmazonでは、マーケットプレイス出品者が販売している商品もあります。中には偽の会社住所が記載されているなど、問題がある出品者も散見されます。
「Amazon.co.jpが販売し、Amazon.co.jpが発送します」という表示がある商品を選ぶのが一番安全です。この場合、Amazonが直接仕入れて販売しているので、偽物のリスクは格段に低くなります。

価格が高い場合は、セールやタイムセールを待つのもいいでしょう。私なら確実にこの方法で購入します。
③正規品取扱店リストを確認
クリンスイの公式サイトには、「正規品取扱店リスト」が掲載されています。
このリストに掲載されている店舗で購入すれば、ほぼ確実に正規品を手に入れられます。購入前に一度チェックしてみることをおすすめします。

リストは定期的に更新されるので、最新情報は公式サイトの「模倣品に関する注意」ページから確認できますよ。
④シリアル番号を確認
商品が届いたら、まずシリアル番号があるか確認しましょう。
正規品には必ずシリアル番号やQRコードが付いています。これがない場合は偽物の可能性が高いです。

もし偽物だった場合は、すぐに販売元に連絡して返品・交換を依頼してください。大手ECサイトなら返品ポリシーがしっかりしているので、対応してもらえるはずです。
⑤公式ショップを利用
最も確実な方法は、メーカー直販店で購入することです。
クリンスイ公式楽天市場店など、公式ショップから購入すれば、100%正規品が手に入ります。多少価格が高くても、安心をお金で買うと思えば納得できるのではないでしょうか。

「絶対に偽物は嫌だ!」という方は、公式ショップ一択ですね。
偽物の特徴・見分け方
偽物には以下のような特徴があることが多いです:
- パッケージの印刷品質が粗い:色がくすんでいたり、文字がぼやけていたりする
- シリアル番号がない:正規品には必ず付いている
- 価格が極端に安い:相場の半額以下など、明らかに安すぎる
- 販売元の情報が不明確:会社名や住所がはっきりしない

「安い=お得」とは限りません。価格が極端に安い場合は、むしろ警戒したほうがいいでしょう。
UZC2000-GRがおすすめな人
さて、ここまでの情報を踏まえて、どちらを選ぶべきか考えてみましょう。
UZC2000-GRがおすすめなのはこんな方です:
- 絶対に偽物を買いたくない人
- 正規品の安心感を重視する人
- 公式ルートで購入したい人
- 多少高くても確実な品質を求める人
Amazon.co.jpが販売・発送している商品や、公式クリンスイ楽天市場店で購入すれば、シリアル番号やQRコードが付いた確実な正規品が手に入ります。

「変なトラブルは避けたい」「安心して使いたい」という方は、UZC2000-GRを選んでおけば間違いありません。
UZC2000がおすすめな人
一方、UZC2000がおすすめなのはこんな方です:
- 価格を重視する人
- 信頼できる販売元から購入できる人
- 性能が同じなら安い方を選びたい人
ただし、購入する際は必ず以下の点に注意してください:

正規品取扱店から購入すれば、UZC2000でも十分安心して使えます。性能は全く同じなので、コストパフォーマンスは良いですよ。
よくある質問(FAQ)
最後に、よくある質問をまとめておきます。
Q1: UZC2000-GRとUZC2000の性能は同じですか?
A: はい、除去物質数、交換目安、対応機種など、性能は全く同じです。違いはパッケージ色と流通経路のみです。どちらを選んでも浄水性能に差はありません。
Q2: どちらを選ぶべきですか?
A: 偽物を絶対に避けたい方はUZC2000-GR、価格重視の方は信頼できる販売元からUZC2000を購入するのがおすすめです。性能は同じなので、予算と安心感のバランスで決めるといいでしょう。
Q3: 後継品のBUC12001との違いは?
A: UZC2000-GRもBUC12001も性能は同じです。BUC12001は新法令に対応した表示になっていますが、除去できる物質は変わりません。どちらを選んでもOKです。
Q4: 偽物を買ってしまった場合は?
A: 大手ECサイトで購入した場合は返品ポリシーを利用できます。すぐに販売元に連絡し、返品・交換を依頼しましょう。Amazon.co.jpなら比較的スムーズに対応してもらえるはずです。
Q5: ハイグレード品との違いは?
A: HUC17021は17+2物質除去で、鉄やアルミニウムなども除去できます。UZC2000-GR/UZC2000は12物質除去です。一般家庭なら12物質除去で十分ですが、水質に特にこだわりたい方はハイグレード品を検討してもいいでしょう。
まとめ:UZC2000-GRとUZC2000の違い
それでは、この記事の重要ポイントをまとめます。
覚えておきたい重要ポイント
✅ 性能は全く同じ(12物質除去)
✅ 違いはパッケージ色のみ
✅ 対応機種も同じ
✅ 偽物問題があるため購入先に注意
✅ 安心重視→UZC2000-GR、価格重視→UZC2000
購入時のチェックリスト
最後に、購入前に確認すべきポイントをチェックリストにしました:
- ☑ 正規品取扱店リストを確認した
- ☑ 販売元が信頼できるか確認した
- ☑ シリアル番号・QRコードの有無を確認する予定
- ☑ 価格が極端に安くないか確認した
- ☑ 返品ポリシーがしっかりしている店舗を選んだ
このチェックリストを使えば、偽物を買うリスクはぐっと減らせます。
クリンスイのカートリッジは、毎日飲む水の安全性を守る大切なアイテムです。少し慎重になりすぎるくらいがちょうどいいと思います。

安心できる正規品を手に入れて、おいしくて安全な浄水生活を楽しんでくださいね!





