朝の忙しい時間、お気に入りのシャツにシワが…なんて経験、ありますよね。そんなときに活躍してくれるのが衣類スチーマーです。
パナソニックから2024年3月に同時発売された「NI-FS70A」と「NI-FS60A」。見た目はそっくりですが、実は性能や使い勝手に違いがあるんです。
NI-FS70Aはプレミアムモデル、NI-FS60Aはハイスタンダードモデルという位置づけ。価格差は約3,700~4,150円ほどあります。

この記事では、2つのモデルの違いを徹底比較しながら、実際の口コミや価格情報も交えて、あなたにピッタリのモデルをご提案します!
【先に結論】どちらを選ぶべき?あなたに合うのはこっち!

時間がない方のために、まず結論からお伝えしますね。
NI-FS70Aがおすすめな人
- 毎日使用する予定の方:毎朝スーツやシャツをケアするなら、上位モデルの快適性が活きます
- より強力なスチームを求める方:15g/分のパワフルスチームで時短を実現
- 快適な操作性を重視する方:静電タッチ式で指を触れるだけの快適操作
- 少しでも軽いモデルが良い方:30g軽量化で長時間使用も楽々
- プレスアイロンもよく使う方:セラミックコートで滑りが抜群
NI-FS60Aがおすすめな人
- コストパフォーマンスを重視する方:約4,000円安く、基本性能は十分
- 週末など使用頻度が少ない方:たまに使うなら標準モデルで十分
- 基本性能があれば十分という方:13g/分のスチームでも2022年最上位モデル以上
- 優しい色合いが好みの方:サクラ・カームグレーの可愛らしいカラー展開
気になる価格差は?コスパを徹底分析
まず一番気になる価格から見ていきましょう。
NI-FS70A(プレミアムモデル)
- クレイベージュ:14,354円~
- カームブラック:14,474円~
- 価格帯:14,000~15,000円前後
NI-FS60A(ハイスタンダードモデル)
- サクラ:11,000円~
- カームグレー:10,000円~
- 価格帯:10,000~11,000円前後
価格差は約3,700~4,150円。この差をどう見るかがポイントです。

毎日使うなら1年で365回。4,000円÷365日=約11円/日。つまり1日11円の投資で、より快適な使い心地が手に入ると考えると、意外とリーズナブルかもしれませんね。
スペック比較表で一目瞭然!
両モデルの主要スペックを表で比較してみましょう。
| 項目 | NI-FS60A | NI-FS70A |
|---|---|---|
| スチーム量 | 約13g/分(HIGH時) | 約15g/分(HIGH時) |
| タンク容量 | 約115mL | 約130mL |
| 立ち上がり時間 | 約19秒 | 約17秒 |
| 連続使用時間 | 約8分(HIGH時) | 約8分(HIGH時) |
| 重量 | 約690g | 約660g |
| アイロン面素材 | シルバーチタンコート | セラミックコート |
| 操作方式 | プッシュ式 | 静電タッチ式 |
| 本体サイズ | 約8×13×16.5cm | 約8×13×16cm |
| 温度調節 | 3段階(HIGH/MED/LOW) | 3段階(HIGH/MED/LOW) |
| カラー | サクラ、カームグレー | クレイベージュ、カームブラック |
共通機能も充実していて、360°スチーム、自動ヒーターオフ、脱臭・除菌機能などは両モデルとも搭載されています。
7つの違いを詳しく解説!ここがポイント
それでは、2つのモデルの違いを1つずつ詳しく見ていきましょう。
違い①:スチーム量の差(15g vs 13g)- これが一番重要!
NI-FS70A:平均約15g/分 NI-FS60A:平均約13g/分
たった2g/分の違いですが、これが実は使用時間に大きく影響するんです。
スチーム量が多いということは、それだけ短時間で効率的にシワを伸ばせるということ。朝の忙しい5分が3分になるかもしれません。
ちなみにNI-FS60Aの13g/分でも、2022年の最上位モデル(11g/分)より18%アップしているので、決して性能が低いわけではありませんよ。

「しっかりシワを伸ばしたい」「脱臭効果もしっかり欲しい」という方には、NI-FS70Aの15g/分がおすすめです。
違い②:水タンク容量 – 給水の手間が変わる
NI-FS70A:約130mL NI-FS60A:約115mL
15mLの差って大さじ1杯分くらい。でもこの差が意外と重要なんです。
面白いのは、HIGH(強)モードを使うときは、どちらも連続約8分使えること。これはNI-FS70Aの方がスチーム量が多い分、水も早く消費するからなんですね。
一方、MED(中)モードを使うときは差が出ます。
- NI-FS70A:約13分
- NI-FS60A:約11分30秒
1分30秒の差ですが、複数の衣類をケアするときには給水回数が変わってくるかもしれません。

8分あれば、シャツなら4着くらいにスチームをかけられるので、どちらも十分な容量ですけどね。
違い③:立ち上がり時間 – たった2秒、されど2秒
NI-FS70A:約17秒 NI-FS60A:約19秒
わずか2秒の差ですが、朝の時間は貴重ですよね。
どちらも20秒以内で使えるようになるので、従来のアイロンと比べると圧倒的に速いです。コーヒーを淹れる間に準備完了、なんてことも。

正直、この2秒の差は気にしなくても良いかなと思います。どちらも十分に速いので!
違い④:アイロン面素材の違い – 滑りやすさが変わる
NI-FS70A:セラミックコート
NI-FS60A:シルバーチタンコート
この違いは、プレスアイロンとして使うときに効いてきます。
セラミックコートは滑りやすさと耐久性に優れた素材。生地の上をスーッと流れるように動くので、きれいに仕上がります。スプレー糊の汚れもつきにくいんですよ。
シルバーチタンコートも、フッ素コートより滑りやすい素材なので、決して悪いわけではありません。

「スチーマーだけじゃなく、プレスアイロンとしてもしっかり使いたい」という方には、セラミックコートのNI-FS70Aがおすすめです。
違い⑤:操作性の違い – 使い勝手が大きく変わる!
NI-FS70A:静電タッチ式
NI-FS60A:プッシュ式
これ、実は結構大きな違いなんです。
NI-FS70Aの静電タッチ式は、ボタンに指を触れている間だけスチームが出ます。カチカチ押す必要がないので、長時間使っても指が疲れません。
さらにNI-FS70Aは、電源ボタンと温度調整スイッチが持ち手の1つのボタンにまとまっていて、とても操作しやすい設計になっています。
一方、NI-FS60Aのプッシュ式は、ボタンを押し続ける必要があります。ただ、手袋をしながら使えるメリットも。指が乾燥していてタッチセンサーが反応しにくい方も、プッシュ式の方が安心かもしれません。

操作の快適さを重視するなら、断然NI-FS70Aですね。
違い⑥:重量とサイズ – 軽さは正義
重量
- NI-FS70A:約660g
- NI-FS60A:約690g
サイズ
- NI-FS70A:約8×13×16cm
- NI-FS60A:約8×13×16.5cm
30gの軽量化と、長さ5mmのコンパクト化。数字だけ見ると微々たる差ですが、腕を上げて使う衣類スチーマーでは、この差が効いてきます。
スタンドを含めた収納時の重量も、NI-FS70Aが約745g、NI-FS60Aが約775gと、30gの差があります。

「ちょっとでも軽い方がいい」という方には、NI-FS70Aがおすすめです。
違い⑦:デザイン・カラー展開 – 好みで選ぶのもアリ
NI-FS70A:クレイベージュ、カームブラック 落ち着いた高級感のある色合い。インテリアに馴染む洗練されたデザインです。
NI-FS60A:サクラ、カームグレー 優しいパステルカラー。特にサクラ色は可愛らしくて人気です。
また、NI-FS70Aは本体側面もスッキリしたデザイン。電源スイッチが取っ手に統合されていて、水位窓も水注入口に統合されているため、側面がスッキリしています。

「デザインにもこだわりたい」という方には、スタイリッシュなNI-FS70Aがおすすめですね。
実際の口コミをチェック!リアルな評判は?
実際に使っている人の声、気になりますよね。良い口コミも気になる口コミも、正直にご紹介します。
NI-FS70Aの口コミ・評判
良い口コミ
「立ち上がりが早く、電源を入れて数秒で使えるのでストレスフリーです」
「静電タッチ式ボタンが本当に便利!指を置いているだけでスチームが出るので、長時間使っても疲れません」
「軽量でコンパクトなのに、重心バランスが良くて腕への負担が少ないです」
「スチームもプレスも効果が高い。しつこいシワも数回の往復で綺麗に取れました」
「シンプルでスタイリッシュなデザインがお気に入り。インテリアの邪魔になりません」
気になる口コミ
「タンク容量は大きいのですが、服2枚ほどかけると水がなくなってしまうことも」 →スチーム量が多い分、効果的に使えばカバーできそうです。
「タッチボタンに指が意図せず触れてしまい、誤動作が生じることがある」 →慣れれば適切な持ち方が身につくという声も多いです。
「コンパクトサイズのため、ヒーター面の面積がやや小さめ」 →小さくてもスチームの力で効率的にシワを伸ばせます。
NI-FS60Aの口コミ・評判
良い口コミ
「起動も早くて使いやすい。朝の忙しい時間に重宝しています」
「コンパクトで収納場所を取らないのが嬉しいです」
「温度調節ができるので、デリケートな衣類も安心してケアできます」
「シワもよく伸びて満足。この価格でこの性能なら十分です」
気になる口コミ
「スチーム量が少し物足りないと感じることも」 →13g/分でも十分な量ですが、慣れが必要かもしれません。
「ハンガーにかけてスチーム利用時は、衣類を引っ張ってピンと張る必要があります」 →これは効果的にシワを伸ばすコツでもあります。
「長時間使用すると少し重たさを感じる」 →690gと比較的軽量ですが、短時間での使用がおすすめです。

口コミを見ると、どちらも基本性能は高評価。上位モデルのNI-FS70Aは操作性と快適さで、NI-FS60Aはコスパの良さで支持されている印象ですね。
共通の基本性能も充実!どちらを選んでも安心
両モデルに共通する機能も見ておきましょう。どちらを選んでも、これらの機能は使えますよ。
温度調節機能(3段階)
- HIGH(約160℃):綿、麻、デニムなど厚手の生地に
- MED(約140℃):ポリエステル、ウールなど
- LOW(約110℃):シルク、レーヨンなどデリケート素材に
素材に合わせて温度を調節できるので、大切な服も安心してケアできます。
その他の便利機能
- 360°全方向スチーム噴射:どの角度でもスチームが出るので、使いやすい
- 連続スチーム約8分:たっぷり使える余裕の時間
- 自動ヒーターオフ機能:約60分操作しないと自動でオフ。安全性に配慮
- 2.5mの電源コード:広い範囲で使用可能
- 6穴のスチーム穴:効率的なスチーム噴射
- フラットベース:置き場所を選びません
- スタンドと専用カップ付属:収納や給水も便利

脱臭・除菌・アレル物質抑制効果もあるので、洗濯しにくいジャケットやコートのケアにも最適です。
使用シーン別おすすめモデル
実際の使い方を想像しながら、どちらが合うか考えてみましょう。
毎朝のスーツケアに使う場合
→ NI-FS70Aがおすすめ 毎日使うなら、15g/分のパワフルスチームと静電タッチ式の快適操作が活きます。2秒早い立ち上がり時間も、忙しい朝には嬉しいポイント。
週末のまとめてケアに使う場合
→ NI-FS60Aで十分 週に1~2回の使用なら、13g/分でも問題なし。価格も抑えられて、コスパ良く使えます。
デリケートな衣類のケアに使う場合
→ どちらもOK 両モデルとも3段階の温度調節機能があるので、シルクやレーヨンなどの繊細な素材も安心してケアできます。
まとめ:あなたに最適なモデルの選び方

ここまで2つのモデルを詳しく比較してきました。最後に選び方のポイントをまとめますね。
NI-FS70Aを選ぶべき人
価格は14,000~15,000円と高めですが、以下に当てはまるなら投資する価値ありです。
- 毎朝のビジネスウェアのケアを効率的にしたい
- より強力な15g/分のスチームで時短したい
- 静電タッチ式の快適な操作性が欲しい
- プレスアイロンとしてもしっかり使いたい
- 少しでも軽くてコンパクトな方がいい
- 洗練されたデザインが好み

毎日使うなら、1日あたり約11円の差。快適さと時短効果を考えると、十分に元が取れると思います。
NI-FS60Aを選ぶべき人
価格は10,000~11,000円とリーズナブル。以下に当てはまるなら、こちらで満足できるはずです。
- コストパフォーマンスを重視したい
- 週末のまとめケアなど、使用頻度が比較的少ない
- 基本性能(13g/分のスチーム)で十分
- 初めての衣類スチーマーを試してみたい
- サクラやカームグレーの優しい色が好み

基本性能は十分高いので、「まずは衣類スチーマーを試してみたい」という方にもおすすめです。
正直なところ、私のおすすめは…
個人的には、毎日使うならNI-FS70Aをおすすめしたいです。
理由は、スチーム量の違いが実際の使用時間に影響するから。朝の5分を3分に短縮できる価値は、価格差以上のものがあると思います。
静電タッチ式の操作も、一度使うと戻れない快適さ。毎日使うものだからこそ、ストレスフリーな操作性は重要ですよね。
ただし、使用頻度が少ないならNI-FS60Aで十分。温度調節や360°スチームなど、基本機能は同じですし、13g/分でも2022年の最上位モデル以上の性能があります。
あなたのライフスタイルと予算に合わせて、納得のいく選択をしてくださいね。

衣類スチーマーは、毎日の身だしなみを整えるだけでなく、大切な衣類を長く美しく保つためのパートナー。この記事が、あなたにピッタリのモデル選びの参考になれば嬉しいです!












