クロックスって、軽くて履きやすくて便利ですよね。医療現場でも多くの看護師さんや薬剤師さんが愛用されています。
でも最近、「病院でクロックスが禁止された」とか「一般のクロックスは危険らしい」という話を耳にしませんか?実は、街で普段履いているクロックスと、医療現場で使われる”医療用クロックス”には、見た目は似ていても大きな違いがあるんです。
この記事では、医療用クロックスと一般モデルの違いから、なぜ禁止されるのか、さらに現場で働く方におすすめのモデルや快適性をグッと高めるインソール選びまで、詳しくご紹介していきますね。
医療用クロックスと普通のクロックス、何が違うの?
まず気になるのが、「医療用って何が特別なの?」というところですよね。見た目はほぼ同じに見えるクロックスですが、実は構造や機能が全然違うんです。
通気穴の有無が最大の違い
一番わかりやすい違いが、通気穴があるかないかです。
普通のクロックスには、足の甲にポツポツと穴が開いていますよね。これは通気性を良くして蒸れを防ぐための工夫なんですが、医療現場ではこれが大問題なんです。
病院では血液や点滴液、消毒液などが飛び散ることがあります。通気穴があると、そういった液体が靴の中に入り込んでしまう可能性があるんですね。感染症のリスクや皮膚炎の原因にもなりかねません。
だから医療用クロックスは、通気穴がない一体成型デザインになっています。液体の侵入をしっかりブロックできる構造なんです。
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防滑ソールの性能が段違い
次に大きな違いが、靴底の滑り止め性能です。
病院の床って、ワックスがけされていたり、消毒液で濡れていたりして、実はかなり滑りやすいんです。一般のクロックスは日常生活レベルの滑り止めしかついていないので、医療現場では転倒のリスクがあります。
医療用クロックスには、ノンスリップ仕様の特殊なソールが採用されています。グリップ力が全然違うので、忙しく動き回る現場でも安心して歩けるんですね。
実際、海外では一般クロックスでの転倒事故が労災問題になり、医療用モデルへの切り替えが進んでいるんですよ。
素材と衛生機能の違い
医療用クロックスは、素材にも特別な工夫があります。
一般モデルより高密度な素材を使っていて、抗菌・防臭加工が施されているものが多いんです。アシックスの企画担当者によると、「現場で耳にするのが、自分が履くナースシューズの臭いが気になるという意見」だそうで、消臭効果のある素材が使われているモデルもあるんですよ。
さらに、トランソニック(現・シードコーポレーション)の広報担当者は、「足裏面の素材として、抗菌防臭加工でSEK認証されているものを用いるなど工夫を重ねています」とコメントしています。
SEK認証というのは、一般社団法人繊維評価技術協議会が認めた信頼性の高い加工のこと。医療従事者にとって、こういった衛生機能は欠かせないポイントなんですね。
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静電気対策と安全設計
意外と知られていないのが、静電気対策です。
医療機器を扱う環境では、静電気による誤作動を防ぐ必要があります。一般のクロックスにはこの対策がないため、精密機器の近くでは使えないこともあるんです。
医療用モデルには静電気防止素材が使われていて、安全に配慮された設計になっています。また、長時間の立ち仕事を前提に、足裏のアーチをサポートする構造や衝撃吸収素材も組み込まれているんですよ。
なぜ一般のクロックスは医療現場で禁止されるの?
「クロックスが禁止」と聞いて驚いた方もいるかもしれません。でも、医療現場ではちゃんとした理由があって規制されているんです。
感染リスク:通気穴からの液体侵入
先ほども触れましたが、通気穴からの液体侵入は本当に危険なんです。
点滴液や血液が靴の中に入ってしまうと、感染症のリスクが一気に高まります。実際に「点滴液が入ってしまい怖かった」という体験談もあるんですよ。
特に外科や救急の現場では、こういった事故を防ぐため、穴あきタイプのクロックス使用を明確に禁止している病院が増えています。
転倒・労災事故のリスク
滑りやすさも大きな問題です。
海外では、一般クロックスでの転倒事故が報告されていて、労災につながるケースも少なくありません。アメリカやヨーロッパの一部の病院では、すでに「通常モデルのクロックス着用禁止」というルールが制定されているんです。
日本でも、感染防止委員会などが安全基準を見直す動きが広がっています。「滑り止めがしっかりしていて安心。特に手術室では欠かせない」という医療用モデルを使った看護師さんの声もあります。
衛生管理上の問題
クロックス・ジャパンの広報担当者は、「清潔感を保つために、お手入れがしやすいナースシューズを選択することが大切」と話しています。
一般モデルは洗いにくかったり、乾きにくかったりするものもあります。汚れを放置すると雑菌の温床になり、臭いの原因にもなってしまうんですね。
医療用モデルは、簡単に丸洗いできて、すぐ乾くように設計されています。クロックス社が開発した合成樹脂「クロスライト」を採用したシューズなら、せっけんや水で手軽に洗えて、短時間で乾くのが特徴です。
海外ではすでに規制対象
国際的に見ると、医療現場での一般クロックス規制は進んでいます。
特に手術室勤務のスタッフには、防液性・防滑性を備えた医療用モデル(Crocs SpecialistやOn The Clockなど)の着用が義務化されている病院も多いんですよ。
つまり、「クロックス=医療従事者の靴」というイメージはあっても、実際にはすべてのクロックスが医療現場でOKなわけではないんですね。
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医療従事者におすすめ!医療用クロックスの選び方
ここからは、実際にどんなモデルを選べばいいのか、具体的にご紹介していきます。
定番モデル「Crocs Specialist II」
医療用クロックスの定番といえば、この「Specialist II(スペシャリストII)」です。
特徴:
- つま先まで完全に覆われたデザイン
- 通気穴なしで液体侵入を防止
- 滑りにくいノンスリップソール
- 足裏のアーチをサポートする構造
- 洗いやすい素材で衛生的
価格帯: 6,000円前後
おすすめの職種: 看護師、薬剤師、臨床検査技師
長時間の立ち仕事でも疲れにくい柔軟な素材構造が人気の理由です。「スペシャリストIIを使ってから、足の疲れが全然違う。夜勤明けでも足裏の痛みが軽い」という口コミもありますよ。
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プロ仕様「Crocs On-The-Clock」
もっと本格的なモデルを求めるなら、「On-The-Clock(オン ザ クロック)」がおすすめです。
特徴:
- 足全体を包み込むフィット感
- ソールのグリップ力が抜群
- デュアルコンフォートインソール搭載
- 防液・防水設計
- インソール取り外し可能
価格帯: 7,000〜8,000円前後
おすすめの職種: 外来・手術室勤務の看護師、病院技師
内部のインソールが二重構造になっていて、長時間歩いても足裏の疲労を大幅に軽減してくれます。クロックスの中でも最も医療環境向けに設計されたモデルなんですよ。
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レディース向けの選び方ポイント
女性スタッフの方は、サイズ感に特に注意が必要です。
一般的なクロックスは「1サイズ大きめ」に感じることが多いんですが、医療用シリーズではジャストサイズまたは0.5サイズ下を選ぶのがおすすめです。
また、足の甲をしっかり支えるストラップ付きタイプを選ぶと、動き回る現場でも安定感が増しますよ。フィット感が高いほど、足との一体感が生まれて、より軽く、より疲れにくく感じられるんです。
どこで買える?購入先ガイド
医療用クロックスは、公式オンラインショップや楽天市場・Amazonなどの正規販売店で購入できます。
一般の靴屋さんでは通常モデルが中心なので、「スペシャリスト」や「オンザクロック」を確実に手に入れるなら通販が便利です。
特に公式サイトでは、サイズ交換保証や医療従事者向け割引キャンペーンが実施されることもあるので、チェックしてみてくださいね。
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快適性を劇的に向上!インソールの選び方
医療用クロックスをさらに快適にする方法があります。それがインソールの活用です。
なぜインソールが重要なのか
立ち仕事での疲れや腰痛の原因の一つが、足裏への負担です。
アシックスの企画担当者によると、「フラットな中敷きだと、かかとや母指球といった『点』に体重が乗りがちです。一方、立体構造の中敷きは自分の体重を足裏全体の『面』で支えてくれるので、疲れ方が違います」とのこと。
つまり、良いインソールを使うことで、足だけでなく腰や膝への負担も軽減できるんですね。
医療用クロックスに合うインソールの条件
医療現場で使うインソールには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
必須条件:
- 抗菌・防臭機能がある
- 洗浄可能な素材
- 滑り止め加工がある
- アーチサポート機能
- 衝撃吸収素材
特に抗菌・防臭機能は大切です。長時間履いていると、どうしても汗で蒸れてしまいますからね。
おすすめインソール
医療用アーチサポートインソール
より本格的な疲労軽減を求めるなら、医療用のアーチサポートインソールもおすすめ。整形外科的な観点から設計されているので、腰痛持ちの方にも好評です。
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インソール交換のタイミング
インソールは消耗品なので、定期的な交換が必要です。
交換の目安:
- 使用期間:3〜6ヶ月
- 臭いが取れなくなってきた
- クッション性が落ちてきた(へたってきた)
- 足裏の疲れを感じやすくなった
「一日が終わるとぐったり疲れる……」という看護師さんの声も、もしかすると自分に合わない靴やインソールを使っていることが原因の一つかもしれません。
医療用クロックスを長く使うためのお手入れ方法
せっかく良い靴を選んだら、長く快適に使いたいですよね。簡単なお手入れ方法をご紹介します。
日々のお手入れ
基本の洗い方:
- 中性洗剤またはせっけんで丸洗い
- ブラシで汚れを落とす
- 水でよくすすぐ
- 風通しの良い場所で自然乾燥
医療用クロックスは速乾性に優れているので、朝洗っても昼過ぎには乾いていることが多いですよ。
週1回の念入りケア
週に一度は、少し念入りにケアしましょう。
週次ケア:
- インソールを取り外して別洗い
- アルコール除菌スプレーで全体を拭く
- 可能なら熱湯消毒(素材を確認してから)
- 臭い対策として重曹を振りかけて一晩置く
特にインソールは汗を吸いやすいので、こまめに洗うと臭い予防になります。
買い替えのタイミング
どんなに良い靴でも、いずれは買い替えが必要です。
買い替えサイン:
- ソールがすり減ってきた
- 素材に亀裂や変形が見られる
- 滑り止めの効果が落ちてきた
- 洗っても臭いが取れない
推奨使用期間は、毎日履く場合で6ヶ月〜1年くらいです。安全のためにも、定期的にチェックしてくださいね。
まとめ:安全と快適を両立する靴選びを
ここまで、医療用クロックスと一般モデルの違いについて詳しくご紹介してきました。
重要ポイントをおさらい:
- 医療用と一般用は構造が違う:通気穴の有無、防滑ソール、衛生機能など
- 禁止される理由は安全性:感染リスク、転倒事故、衛生管理の観点から
- おすすめは専用モデル:「Specialist II」「On-The-Clock」が定番
- インソールで快適性アップ:疲労軽減には足裏サポートが重要
- 正規店での購入が安心:サイズ交換保証や品質保証を活用しよう
医療従事者にとって、靴は毎日使う大切な仕事道具です。一日中動き続ける足を守るために、安全性・快適性・清潔性を兼ね備えた一足を選ぶことが、結果的に自分の体を守ることにつながります。
「またこの医療機関に診てもらいたい」と患者さんに思ってもらえるような、はつらつとした働き方のためにも、足元からしっかり整えていきたいですね。

ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの医療用クロックスを見つけてください。快適な一足が、毎日の仕事をもっと軽快にしてくれるはずですよ。




